司法書士試験学習ナビ

複数の予備校で作問に携わった経験から「合格に必要なこと」は
いかに効率よく学習を進めていくことができるかだと改めて実感しています。
正しいステップを踏めば、誰でも司法書士になれるチャンスはあります。
合格を勝ち取るために必要なことをお伝えします。

司法書士なりたい人必見!

講師経験者だから分かる
合格必要なこと
大公開

  1. 司法書士試験合格を勝ち取るためのおすすめの勉強方法
  2. 独学よりも確実に合格するならおすすめなのは通信講座
  3. おすすめの通信講座を徹底比較
  4. クレアールをおすすめする理由
  5. 独学だと司法書士試験に合格することが難しい理由

司法書士試験合格を勝ち取るためのおすすめの勉強方法

司法書士試験合格を勝ち取るためには、講義・教材・過去問に加えて試験形式に慣れるための答案練習会や模擬試験を受験することも必要です。
それでは順番に見ていきましょう。

講義・教材について

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まず、独学で学習をスタートした場合、教材選びは重要です。分かりやすく漫画で書かれているものもあれば、文字だけしか書かれていないテキストもあり、白黒・カラーなど様々な種類の教材が並んでいます。
しかし、多くは資格試験予備校が出版している書籍となっています。教材は図などの掲載があり、説明できる分野では本を読むだけでも理解が深まることはありますが、どの教材も「司法書士試験」の出題傾向の強弱という点や文字だけでは具体的に説明しづらい箇所はどうしても講義を行うことを前提に編集されているため、テキストだけの学習ではすべての科目を効率よく学習すること、短期間で理解を深めていくことが難しいということは否定できません。

講義を視聴することのメリットは、司法書士試験合格者である講師が試験の特徴を踏まえて、出題可能性の高いポイント、理解を深めなければ得点に結び付かない分野を他の科目とのバランスも図りながら丁寧に皆様にお伝えすること、さらにはイメージを持つことが難しいとされる不動産登記・商業登記などの手続きに関連する法律について、講義では具体的事例を交えながら展開していきますので、テキストだけはで説明しきれていない部分を講義で補完している点が挙げられます。

試験全体を見通して講義を展開しています。科目ごと・分野ごとに論点を押さえた講師の話を聴くことで、バランスよく学習できることこそ、講義を受ける最大のメリットかも知れません。

過去問について

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テキストを読む。講義を視聴する。読み終わった瞬間、講義視聴直後は「分かった」「理解できた」と思えますが、しばらくたって過去問題集を手に問題を解いていくと「わかったつもり」になっていたことに打ちのめさされる、なんて経験はありませんか。これは、あなただけの壁ではなく、多くの受験生が最初に超えなければならない壁なのです。過去問を解くことによって、初めて司法書士試験の世界に踏み込んだと言えます。

司法書士試験はいわゆる「難問」「奇問」の出題は少ないと言われています。別名は「実務家登用試験」とも言われるくらい、司法書士の業務を行う上で知らなくてはならない分野からの出題が形を掛けて出題されています。過去問を解くことは司法書士試験で「何」を多く問われているのか、「どこを」覚えなければ得点できないのかを教えてくれる教材です。

講義を聴いた後は過去問を解いて、出題形式に慣れ、覚えなければならない論点を抽出し、繰り返し学習する箇所を明確にする。講義・教材・過去問は、いわばトライアングルのように日々の学習を形成しています。そのため、「合格への三種の神器」「過去問を制するものは司法書士試験を制す」とも言われています。

答案練習会について

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独学で学習をした方でも、必ず予備校の答案練習会や公開模擬試験は受験したという方は多いのではないでしょうか。

司法書士試験は9:30~11:30の2時間で実施する午前の部(5肢択一式マークシート形式)の試験と13:00~16:00の3時間で実施する午後の部(5肢択一式マークシート形式と不動産登記・商業登記1問ずつ出題の記述式試験)にて実施されます。司法書士試験に合格するには3つのハードル(基準点)を突破し、総合点で合格点を上回ることが必要となります。3つのハードルとは午前の部択一式試験、午後の部の択一式試験と記述式試験のことを指し、3つのハードル(基準点)を突破したうえで総合点が合格点を超えた場合に筆記試験合格となります。

試験時間内に正確に解くことが重要なのは当然ですが、試験時間内に正確に解くことは非常に困難です。時間配分を間違えてしまうと実力を十分に発揮できずに不合格となってしまいます。試験当日これまでの学習成果を最大限に発揮するためには、事前に過去問だけではなく、公開模擬試験などで時間内に問題を解く練習をすることは必要といえます。

答案練習会や公開模擬試験を受験するメリットは、本試験を想定した問題を時間内に解く練習ができることや成績表を通して、自分の弱点を知ることができる点、そして本試験のシミュレーションができることが挙げられます。

まとめ

以上のことから、司法書士試験の短期合格を目指すには講義、教材・過去問・答案練習会、公開模試が重要であるとわかると思います。予備校を選択する際には教材がしっかりしているのか、講義付きなのか、過去問に触れられているのか、演習量は十分なのかをチェック項目に入れていただくと良いでしょう。

独学よりも確実に合格するならおすすめなのは通信講座

通信をおすすめする理由

講義動画がついている

独学との大きな違いの1つ目として、講義動画があるのかという点があげられます。
先程から、講義動画の重要性をお伝えしておりますが、それほど講義動画があるかどうかが重要です。
やはり、テキストだけでは、どうしても伝える内容に限界があります。そういった際に、講義動画があれば、テキストで補えきれない情報を補完できますし、プロの講義を見ることで、理解しきれていなかった内容がすっと納得が行く可能性があります。また、復習に講義動画を倍速で活用するなど、学習効率を上手に高めることができます。

質問ができるなどサポートがある

独学との大きな違いの2つ目として、質問などのサポート体制があることです。勉強していると、どうしても分からないことが出てくると思います。
すぐに答えを聞くのは、自分で考える習慣がつかなくなるので、ダメですが、考えても分からない場合は、その分からないをほっておいて、学習を進めていきたくないですよね、 もしかしたら、そこがテストで問われる可能性も十分に考えれます。そういった際に、いつでも質問が行える通信講座はおすすめです。
他にも、記述式問題がありますので、添削サービスがある等のサービスがある通信講座はさらにおすすめです。

試験の傾向など最新情報が手に入りやすい

独学との大きな違いの3つ目として、試験の傾向や最新情報が手に入りやすいかどうかです。学生時代、塾に通っていた方や通勤時に塾の前を通る方などは、分かる人もいるかと思いますが、予備校がアピールするポイントの1つに、「○年度、問題当てました」といったことを宣伝を見かけたことがあるかと思います。通信講座なども、同じで試験の傾向を常に意識して、それに準ずる問題集を作成したり、頻出する内容を生徒に教えたりしています。また、法律も改正が行われますので、そういった情報を素早く、メールなどで教えてくれるのも通信講座の強みです。

カリキュラムがあるため、スケジュール管理がしやすい

独学との大きな違いの4つ目として、スケジュール管理がしやすいことです。独学が難しい理由でも紹介しましたが、司法書士試験に合格するのに必要な学習時間として、3000時間というのがよく言われています。3000時間もの学習時間のスケジュールを一人で組み立てるのは難しいですよね。また、どうしても得意分野やインプットに偏りがちになったりするなど、バランスが悪くなってしまうこともしばしばあります。ただ、通信講座の場合は、過去蓄積してきた経験から最適なカリキュラムを提供しているので、基本的には用意された学習カリキュラムにそったスケジュールを自分で管理すればよいので、スケジュール管理がしやすいです。

おすすめの通信講座を徹底比較

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実績
講義
教材
演習
費用
視聴環境・対応デバイス
合格お祝い制度
添削サポート
質問サポート
ダウンロード(資料・音声)
合計点
クレアール 10 9 10 10 7 9 9 10 10 10 94
アガルート 7 7 7 8 9 9 10 10 10 10 87
スタンディング 8 9 8 9 10 10 9 7 7 10 87
フォーサイト 8 8 9 8 10 9 7 8 8 10 85
ユーキャン 7 7 9 8 9 7 10 8 9 9 83

比較表の説明

通信講座を選ぶ際のポイントとして10個の項目を用いて紹介しております。
各項目10点満点で、合計点が100満点になるようにしました。
また、サービスをしていないや全体と比べると優位性が低いなどの場合、最低点の基準を7として換算しています。
各項目の基準として、特に基準が難しい所は、下記のポイントを重視しております。

  • 実績では合格実績の公表や合格者の声が記載されているか。
  • 視聴環境では、Web・音声両方に対応しているか。
    ※通勤時に視聴する人もいるため、オフライン再生があればなおさらいい。

クレアール

クレアールの強みは、通信講座の中では、一番スクールに近い環境にあり、講義のサービス内容やサポートなど、充実していることがあげられます。
また、復習を重視しており、効率よく早く知識を身につけるためのカリキュラムになっています。
さらに、これだけ正確に講義時間やカリキュラムを掲載している通信講座は少なく、毎年合格体験記も掲載していることから信頼性があります。
ただ、他の通信講座と比べると費用は高いです。

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運営会社 株式会社クレアール
合格実績 合格体験記を掲載
おすすめ講座 2023年合格目標 合格ルート超短期コース
2024年合格目標 合格ルート1.5年スタンドコース
担当講師 古川 豪一講師  清水 城講師  浅沼 賢治講師
教材 ■ テキスト [全5冊]
■ 過去問題集 [全6冊]
■ 択一六法 [全7冊]
■ 合格書式マニュアル [全2冊]
■ 合格書式マニュアル対応問題集 [全2冊]
■ 書式講義テキスト [全2冊]
■ 記述式ハイパートレーニング [全2冊]
カリキュラム 講義 択一式対策  記述式(書式)対策  復習講義等
演習 Web確認テスト  定期テスト  過去問1000問ノックWebテスト等
サポート 質問 無制限
添削 無制限
対応デバイス マルチデバイス対応(PC、スマホ、タブレット)
視聴環境 Web、音声、DVD(オプション)
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 可能
キャッシュバック 合格お祝い制度 有り(10万円)
教育訓練給付制度 有り(受講料の約20%:合格ルート超短期コース)
受講割引 関連資格 5000円
独自(お得) 10000円(ヤル気コメント)
価格(税込み) 2023年合格目標 合格ルート超短期コース:176,800円
2024年合格目標 合格ルート1.5年スタンドコース:249,600円
公式サイト https://www.crear-ac.co.jp/shoshi/

アガルート

アガルートは、クレアールと比較して料金が高めのコースもあります。合格お祝い制度、添削・質問サポートなどが充実しています。
ただ、合格実績に関する情報がないという点と、通信講座のメリットにある講義音声や講義資料のダウンロードではオプションになる部分があるなどのデメリットもあります。

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運営会社 株式会社アガルート
合格実績 不明
おすすめ講座 【初学者向け】2023年合格目標 入門総合講義
【初学者向け】2023年合格目標 入門総合カリキュラム/ライト
担当講師 竹田 篤史講師 渥美 雅大講師 浅野 勇貴講師 三枝 りょう講師 海老澤 毅講師
教材 ■ 総合講義
■ 記述過去問解説講座
■ 記述問題はじめの一歩
■ 記述問題マスター講義
■ 実力確認答練
■ 模擬試験
カリキュラム 教材 総合講義テキスト 肢別過去問集、雛形集等
演習 記述過去問の「歩き方」本試験の過去問を題材に長文の事例における思考方法、対応方法等
実力確認答練
サポート 質問 無制限
添削 不明
対応デバイス マルチデバイス対応(PC、スマホ、タブレット)
視聴環境 Web、音声、USBメモリオプション
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 ※USB メモリオプション
キャッシュバック 合格お祝い制度 有り(全額返金・お祝い金30,000円贈呈)
教育訓練給付制度 なし
受講割引 他資格試験合格者割引制度 10%または20%OFF
独自割引制度 10%または20%OFF
価格(税込み) 【初学者向け】2023年合格目標 入門総合講義 140,800円
【初学者向け】2023年合格目標 入門総合カリキュラム/ライト 217,800円
【初学者向け】2023年合格目標 入門総合カリキュラム 定期カウンセリング付き 382,800円
公式サイト https://www.agaroot.jp/shoshi/

スタディング

スタディングの強みは、なんといっても価格でしょう。10万円を切る通信講座は、紹介している通信講座の中では、スタディングただ一つです。
講義、教材、演習など、リーズナブルな価格で高品質なサービスを提供している一方、価格の低さを維持するために、質問サポートや添削サポートといったサポート面に弱みがあります。

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運営会社 KIYOラーニング株式会社
合格実績 合格者の声を掲載
おすすめ講座 司法書士 総合コースコンプリート[2023年度試験対応]
司法書士 合格コーススタンダード[2023年度試験対応]
担当講師 山田 巨樹講師
教材 全科目合計17冊
カリキュラム 講義 基礎・択一式対策  記述式対策
演習 スマート問題集  セレクト過去問題集  記述式 雛形暗記ツール等
サポート 質問 原則なし
添削 なし
対応デバイス マルチデバイス対応(PC、スマホ、タブレット)
視聴環境 Web、音声
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 可能
キャッシュバック 合格お祝い制度 有り(1万円)
教育訓練給付制度 なし
受講割引 関連資格 6,600円 ※条件あり
価格(税込み) 司法書士 総合コースコンプリート[2023年度試験対応]:99,000円
司法書士 合格コーススタンダード[2023年度試験対応]:89,100円
公式サイト https://studying.jp/shoshi/

フォーサイト

フォーサイトの強みは、スタディング同様になんといっても価格でしょう。クレアール、資格スクエア、ユーキャンを寄せ付けないリーズナブルな受講料を提供しており、フルーカラーテキストには定評があります。
問題集の数も多く、演習量もこなすことができます。
ただ、重要な講義時間やカリュキュラムの情報が少ないといったデメリットもあります。

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運営会社 株式会社フォーサイト
合格実績 合格体験記を掲載
おすすめ講座 司法書士 バリューセット 2023年試験対策(基礎+過去問講座)
担当講師 中村 篤史講師
教材 ■ 学習サポートブック
■ テキスト 16冊
■ 過去問講座 問題集 23冊
■ 再現問題
■ 資格マンガ
カリキュラム 講義 基礎講座  過去問講座
演習 eラーニング「ManaBun(マナブン)」
サポート 質問 20回まで
添削 なし
対応デバイス マルチデバイス対応(PC、スマホ、タブレット)
視聴環境 Web、音声
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 可能
キャッシュバック 合格お祝い制度 有り(2000円分Amazonギフト)
教育訓練給付制度 なし
受講割引 関連資格 最大60%OFF ※条件あり
価格(税込み) 司法書士 バリューセット 2023年試験対策(基礎+過去問講座):10,7800円
公式サイト https://www.foresight.jp/shoshi/

ユーキャン

ユーキャンの特徴として、通信講座の中でも一番、独学に近い環境にあることです。各通信講座と同様にユーキャン独自の教材で、学習をすすめる一方で、紹介している通信講座の中では、唯一講義動画がありません。
ただ、独学と異なり、質問や添削サポート、合格お祝い金制度などが充実しておりますので、一人で学習を進めたいけど、分からないことがあれば、都度質問したいという方におすすめの通信講座です。

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運営会社 株式会社 ユーキャン
合格実績 公表なし
教材 ■ テキスト [全10冊]
■ 過去問題集
■ 書式問題集
■ 書式集
■ ガイドブック
■ その他(添削質問関係書類・スケジュール表等)
カリキュラム 講義 なし
演習 択一問題Webテスト
サポート 質問 1日3問まで
添削 11回まで
対応デバイス マルチデバイス対応(PC、スマホ、タブレット)
ダウンロード 講義資料 可能
キャッシュバック 合格お祝い制度 全額
教育訓練給付制度 なし
価格(税込み) 司法書士合格指導講座:171,000円
公式サイト https://www.u-can.co.jp/司法書士/

通信講座のデメリット

通信講座のほとんどは、講義動画を基本見るだけで、アウトプット、過去問などは別途準備しなければならないことが多く、そのため、各自でその環境を用意する時間とお金が取られる場合が多い。
ただ、そういった通信講座のデメリットを解消しているのがクレアールになります。

クレアールをおすすめする理由

元々スクール型で講座を行っていたため、現在は通信講座の料金でスクール並みの講義やサポートが受けられる

私がクレアールをおすすめする理由は、もともとスクール型で講義を提供していたこともあり、通信のデメリットにある講義動画の質や演習量が不足になりやすいといった課題を解決しており、サポートに関してもスクール並みに充実していますので、スクールと比べてはるかに低価格で、スクール同等のサービスを受けられるクレアールをおすすめします。

毎年合格者数を発表している信頼性

通信講座を運営している会社のサイトを見ると、ほとんどが合格実績を公表していない、もしくは公表していても5件ぐらいしかない掲載していない場合が多いのですが、クレアールは、毎年合格者数を発表しており、なおかつ実際に合格者も出ているため、高い信頼性があります。

追加オプションが不要なオールインワンの教材類

多くの通信講座は、アウトプットや不足している部分を補うためには、追加オプションを購入したり、市販の問題集を購入したりする必要がありますが、クレアールは、追加オプションが不要なオールインワンの教材類で、合格者の声の中で、クレアールの教材をフルに活用して、合格を勝ち取ったという声もあり、元々スクール型で講義を行っていたというのもあり、教材類も満足度が高く充実しております。

確認テストや問題演習など知識を定着させやすい
充実したカリキュラム

クレアールの最大の特徴と言ってもいいのが、確認テストや問題演習等、演習を重視したカリュキュラムなことです。一般的な通信講座は、講義動画を基本見るだけで、インプットするのが学習のメインになりやすいのですが、クレアールは、動画学習後に、確認テストや復習講義を随時設けておりますので、インプットしただけで終わらせない、知識を定着させやすいカリキュラムになっています。

試験環境に慣れるための答案練習会や公開模試が
講座内で受講できる

試験環境に慣れるためには、公開模試や答案練習会などが重要になってきますよね。しかし、通信講座では、答案練習会や公開模試が受けられる講座はほとんどありません。
ただ、クレアールは、元々スクールで講義を行っていたというのもあり、試験環境に慣れるための重要性を知っていますので、追加オプションなしで、最初からプランに答案練習会や公開模試が含まれています。

これだけ合格に重きをおいた通信講座は、他にないと思います。
以上の理由から、私は、クレアールをおすすめします。

独学だと司法書士試験に合格することが難しい理由

教材選びが難しい

独学はもちろんのこと、すべての学習において、勉強の効果や生産性を高めるためには、教材選びが重要になります。
指定の教科書や問題集から出題するという決まりがない司法書士試験なら、なおさら使用する教材選びを誤ってしまうと、たとえどれだけ勉強時間を費やしたとしても、思うような成果につながりません。

司法書士試験での得点力を高めるためには、最低でも下記の項目を満たす教材が必要になります。

  1. 解説が詳しく書かれている過去問や問題集
  2. 問題を解くにあたり、今の自分に足りない知識・スキルを身につけるための教材

ただ、市販のテキストは、資格試験予備校が出版しているものが多く、講義をベースに作られていますので、
どうしてもテキストだけでは、説明しきれず、マッチした教材を選ぶのも難しくなってしまいます。
また、自己分析が上手にできていないと、足りていない知識・スキルが身につかないまま、受験するということに陥りがちです。

講義を受けることができない

独学のデメリットとして、よくあげられるのは、プロによる講義が受けられないことです。
その分野のプロの人が教えていますので、教材の中からよく出る分野や重要な内容など教えてくれますし、テキストでは補えきれないところを、講義動画で補うことができるなど、補完してくれるメリットもあります。
また、通勤中に予習や復習として講義動画を見るなど、スキマ時間を上手に活用する際に、役立ちます。

最新の法改正への対応などに時間がかかる

通信講座やスクールに通っていると、直近にどういった法改正があって、どういう形で出題される可能性があるといった対策を立ててくれますが、独学の場合だと、過去の出題傾向などを調査しながら、どういう問われ方がするかといった対策を自分で行う必要があります。 合格するのにかなりの学習時間を費やす司法書士試験なだけに、極力時間を抑えられるなら、抑えたいですよね。

演習量の不足に陥りやすい

学生時代、もしくは大人になっても勉強を継続しているという方で、インプットに偏りがちになり、ちょっと出題方法が変わったり、ひねった問題が出てきたりすると、途端に解けなくなるという経験をしたことはあるのではないでしょうか。
資格試験を受けたことがある方は、過去問や演習問題と類似した問題が出てくる可能性があるということは周知のはずですので、その分演習を多くこなす重要性を理解していると思います。
そういった演習をたくさんこなしたいという目的があるものの、市販で売られている問題集や過去問題集だけでは、どうしても演習量の不足に陥りやすのが現実です。

勉強時間の確保などスケジュール管理が難しい

司法書士試験合格に必要な平均的な学習時間は、3000時間前後といわれております。
そのため、1年で合格するためには、毎日8時間以上の学習時間が必要になります。
ただ、仕事もしくは家事をしながら、毎日8時間の勉強時間の確保や合格するためのスケジュールの管理を行うとは、かなり難しいですよね。
通信講座やスクールなら、社会人や主婦の方でも合格するためのスケージュールを無理なく組んでくれますし、苦手分野への取り組みなど、どの分野を強化したほうがよいといったアドバイスをしてくれます。

モチベーションの維持が難しい

独学で最大のネックになりやすいのが、モチベーションの維持です。スケジュールを組んで、一人で学習を進められるといった強い精神力を持っている方は問題ありませんが、多くの方は、一人で勉強していると挫折してしまったという経験があるのではないでしょうか。
勉強しなければいけないといった強制力が独学だと少ないため、「今日は勉強する気になれない」といった甘えがどうしても出てきやすくなり、途中で学習をやめてしまうこともしばしばあります。
そういう方には、スケジュールの管理や学習が進んでいない方に対して、メールサポートなど行ってくれる、通信講座やスクールなどがおすすめです。

通学・スクール型講座の予備校を徹底比較

実績
講義
教材
演習
費用
合格お祝い制度
添削サポート
質問サポート
欠席フォロー
合計点
LEC 10 9 10 10 6 7 9 10 9 80
伊藤塾 10 9 8 8 6 7 9 10 10 77
Wセミナー 8 8 9 9 6 7 9 8 8 72
辰巳 8 8 8 8 6 8 8 8 8 70

比較表の説明

通学講座を選ぶ際のポイントとして10個の項目を用いて紹介しております。
各項目10点満点で、合計点が100満点になるようにしました。
また、サービスをしていないや全体と比べると優位性が低いなどの場合、最低点の基準を7として換算しています。
各項目の基準として、特に基準が難しい所は、下記のポイントを重視しております。
実績では合格実績の公表や合格者の声が記載されているか。
視聴環境では、Web・音声両方に対応しているか。
※通勤時に視聴する人もいるため、オフライン再生があればなおさらいい。

LEC

運営会社 株式会社LEC
合格実績 合格者の声多数。
おすすめ講座 2024年向け新15か月合格コース
2023年向け9か月速修コース
担当講師 海野 禎子講師 森山 和正 講師  佐々木 ひろみ講師 他多数
教材 ブレークスルーテキスト
過去問題集
記述式対策フレームコントロール
カリキュラム 講義 本論編
演習 全科目択一式到達度チェックテスト、記述解法ベースアップ講座、精撰答練、公開模試
サポート 質問 無制限
添削 答練のみ
対応デバイス PC、スマホ、タブレット
視聴環境 LIVE、DVD個別ブース室、Webフォロー、音声、DVD
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 不可
キャッシュバック 合格体験記執筆代 有り(2万円)
教育訓練給付制度 有り(受講料の約20%:15か月合格コース)
受講割引 関連資格 時期に応じて10~25%割引
早期割引 時期によって5~10万円割引
価格(税込み) 2024年向け新15か月合格コース434,700円
2023年向け9か月速修コース422,600円
公式サイト https://www.lec-jp.com/shoshi/

伊藤塾

運営会社 株式会社法学館
合格実績 2021年度合格者のうち56%が伊藤塾優良受講生。合格者の声多数。
おすすめ講座 スリーステップコース
スピード&フリーコース
ステディコース
担当講師 山村 拓也講師 宇津木 卓磨 講師 他多数
教材 体系編・本論編・基礎力完成編・応用力完成編テキスト
カリキュラム 講義 体系編、基礎力完成編、応用力完成編
演習 択一式、記述式基礎力完成ドリル、記述演習実践編、演習コース、公開模試
サポート 質問 無制限(ZOOM、電話)
添削 答練のみ
対応デバイス PC、スマホ、タブレット
視聴環境 LIVE、DVD個別ブース室、Webフォロー
ダウンロード 講義音声 不可
講義資料 不可
キャッシュバック 合格体験記執筆代 有り
教育訓練給付制度 なし
受講割引 関連資格 時期に応じて25~35%割引
早期割引 時期によって5~10万円割引
価格(税込み) スリーステップコース 499,000円
スピード&フリーコース 499,000円
ステディコース 476,000円
公式サイト https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihoshoshi/index.html

辰巳法律研究所

運営会社 株式会社辰巳法律研究所
合格実績 リアスティック一発合格松本基礎講座20ヶ月コース
リアスティック一発合格松本基礎講座8ヶ月コース
パーフェクトユニット方式 一発合格田端基礎講座
おすすめ講座 リアスティック一発合格松本基礎講座20ヶ月コース
担当講師 松本 雅典講師 田端 恵子 講師 他多数
教材 リアスティックシリーズ
パーフェクトユニット 記述編
過去問題集
カリキュラム 講義 基礎講座
演習 司法書士オープン総合編、公開模試
サポート 質問 無制限
添削 答練のみ
対応デバイス PC、スマホ、タブレット
視聴環境 LIVE、DVD個別ブース室、Webフォロー
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 不可
キャッシュバック 合格体験記執筆代 受講料の半額返金
教育訓練給付制度 あり
受講割引 関連資格 15%割引
早期割引 なし
価格(税込み) リアスティック一発合格松本基礎講座20ヶ月コース 502,100円
リアスティック一発合格松本基礎講座8ヶ月コース 502,100円
パーフェクトユニット方式 一発合格田端基礎講座 418,000円
公式サイト https://www.tatsumi.co.jp/shihou_shosi/

Wセミナー

運営会社 株式会社TAC
合格実績 合格者の声掲載
おすすめ講座 20ヶ月本科生コース
1年本科生
速修本科生
担当講師 山本 浩司講師 姫野 寛之 講師 他多数
教材 オートマチックシリーズ
過去問題集
カリキュラム 講義 基礎講座、オートマチックシステム記述式講座、本試験テクニカル分析講座
演習 基礎演習、合格力完成答練、公開模試
サポート 質問 無制限
添削 答練のみ
対応デバイス PC、スマホ、タブレット
視聴環境 LIVE、DVD個別ブース室、Webフォロー
ダウンロード 講義音声 可能
講義資料 不可
キャッシュバック 合格体験記執筆代 あり
教育訓練給付制度 あり
受講割引 関連資格 25%割引
早期割引 5~10万円
価格(税込み) 20ヶ月本科生コース 473,000円
1年本科生 533,000円
速修本科生 381,000円
公式サイト https://www.tac-school.co.jp/kouza_shisho.html

スクール型のデメリット

一昔前は難関資格試験はスクール通学型というイメージもありましたが、Webの発達に伴い通信講座は法改正にも十分に対応した最新の講義・教材で受講できるようになっています。
加えてスマホやパソコンで「いつでも」「どこでも」自分の空いた時間が学習時間にすることができるようになり利便性もかなり高くなっています。
令和2年度の試験結果では年齢的にも社会人で働きながら学習した方、育児休暇中に合格した方などが多く見受けられます。
限られた時間をそのまま学習時間に充てることができる通信講座は今まさにベストな選択と言えるのではないでしょうか。

また、スクール型と通信型では、場所代、人件費などでどうしても費用が通信より数倍高くなってしまいます。
時間面でも、費用面でも通信がおすすめです。